ネット副業は、会社員でも気軽に始められるサブの仕事として、成功すれば収入増加に役立ちます。
お小遣い程度の副業であればすぐに始めることもでき、本格的なものでもネットを通じて行うことでスムーズな取り組みが可能です。
現在では副業を容認する会社も増えており、社会的なニーズの高まりと共に、副業に関する関心も大きくなっています。
副業とはいえ、個人が独自で行う個人事業の側面があるため、会社員とは違った意識が必要です。
月々に決まった給与が振り込まれる会社とは違い、副業では収入の流れを自分自身で把握することが大切です。
なぜなら、副業収入が多くなれば、個人で確定申告を行う必要があるからです。
副業で得た収入の流れを管理できていない場合は、確定申告の際に困ることになります。
また、副業にかかった経費の把握も重要です。
収入が多くなっても、その分の経費がかかれば、税金の支払いを安く抑えることができます。
経費についても、領収書の管理と支払い状況を明確にしておく必要があります。
そのため、副業を始める前の準備として、副業専用の銀行口座を作っておくことは必須です。
生活費と同一の銀行口座で副業収入や経費決済を行っていると、生活費に混じって、損益がわかりにくくなる可能性が高いです。
様々な箇所から収入が発生する場合は、さらに収入管理が煩雑になります。
これを防ぐためには、副業用の銀行口座を作っておき、副業に関連するすべての収入や支出はその口座を通じて行うようにすると便利です。
副業による資金の流れが明確にできるため、確定申告の際もスムーズに行うことができます。
ネット副業の場合は、そこまで多くの経費をかけることなくスタートが可能ですが、ネットビジネスの種類によっては、様々な固定費が生じる場合もあります。
パソコンやスマホのネットの通信費は、ネット副業を行う場合は必須です。
それ以外にも、サイト作成のサーバー代やドメインの費用、広告宣伝を行う場合は広告費なども経費になります。
その他、副業に関連して発生した経費はすべて申告できるため、節税のために確実に把握しておくことが重要です。
光熱費や家賃なども、自宅で副業を行う場合には、経費として按分計上できるものもあります。
これらは生活上としても利用しているため、あえて副業用の銀行口座で決済する必要はありません。
しかし、少なくとも副業のみに関連する収入や経費に関しては、専用の銀行口座で管理することが効率的です。
確定申告に関しては、副業の規模が大きくなるなどして管理が煩雑になっても、申告書類を作る便利なソフトもあるため、個人で書類を作ることは十分に可能です。
但し、書類作成が苦手でどうしても無理な場合は、税理士に依頼する方法もあります。