FXで取引できる外貨の1つに、南アフリカランドがあります。
ランドという外貨の場合、スワップポイントの数字はかなり高いです。
それだけに長期売買が検討される事も多いですが、実際にはデイトレで活用されるケースもあります。意外と値動きは大きいからです。
ランドはデイトレ向けではないと言われる理由
FXで値動きが大きな通貨と言えば、ポンドが指摘される事もよくあります。
いわゆるイギリスの通貨ですが、確かに1日あたりの動きは比較的大きい方ではあります。
このポンドという外貨の場合、1日につき1円程度は動くケースが多いですが、何らかの理由でトレンドが発生した時は3円以上になる事もあります。
状況によっては5円ぐらい動く事もあるので、デイトレには最適な外貨であると思われている事も多いです。
それに対して冒頭のランドという外貨の場合は、1日につき0.1円ぐらいしか動かないケースも多いです。ですからポンドなどの外貨と比べれば、あまりデイトレには向いていないと思われている事もあります。
実際は大きく動いているランド
しかしレートに対する相対的な数字を見てみると、そうとも言えない一面もあります。相対的な数字で見る限り、ランドもそこそこ大きく動いているからです。
例えば現時点でのポンドのレートは、135円前後ではあります。
それで1日に1円ぐらい動くなら、135円というレートに対して約0.07%ぐらいは動いている訳です。
ところがランドの場合は、現時点では7.4円ぐらいのレートになります。
それで1日に0.1円ぐらい動くなら、1.35%ぐらいになるでしょう。
状況によっては、ランドは1日0.3円ぐらい動く事もありますから、4%ぐらい動くケースもある訳です。
ですからポンド円と比べてみると、ランドも比較的大きく動いている訳です。大きく動くなら、FXのデイトレ向けの通貨の1つとも言えます。
スプレッドやスワップは要注意
ただランドで取引するなら、やはりスプレッドは注意を要するでしょう。
スプレッドとは、FXの手数料の1つになります。上述のポンドなどの外貨と比べると、取引する際の手数料は若干高めです。
コストは若干高めな外貨ではあります。
またランドの場合は、スワップポイントも要注意です。
売りのポジションを保有していると、多くのスワップが徴収されるからです。
ただ要点を抑えておけば、ランドは比較的稼ぎやすい外貨であるという声もあります。ですからこの外貨は、長期売買だけでなく短期取引で活用される事も多いです。